後継者問題と事業承継
創業をしたばかりのころは当然ですが事業承継を念頭に置くことは少ないと思います。
ですが中小企業庁委託「小規模事業者の事業活動の実態把握調査」によれば、「承継したいが現時点で後継者候補が見つからない」(5.9%)と「承継したいが承継できない(収入・生活面での不安など)」(2.2%)という、承継を希望するが承継できない者が計8.1%となっています。さらに、「廃業を予定している(3.3%)と「廃業したいが、現時点で廃業できない」(1.5%)という、廃業を考えている者が計4.8%となっています。また、「事業承継するか廃業するか検討中である」(3.1%)と「まだ、事業承継も廃業も検討していない」(14.5%)という、事業承継の方針が固まってない者が17.6%となっています。それぞれの小規模事業者の事業環境や経営者の年齢などにより、事業承継についての方針も様々です。そうした中で、「承継したいが承継できない」や「承継したいが、現時点で後継者候補が見つからない」、「廃業したいが廃業できない」など、円滑な事業承継や廃業に支障を来たしている者も一定割合存在しており、こうした者に対する支援が望まれている状況です。
創業して間もない会社であったとしても、転ばぬ先の杖として事業承継は念頭に置くほうが望ましいですね。
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